【25】証券会社や銀行に詐欺られる素人投資家たち

銀行と証券会社詐欺の手口
中堅の証券会社が
老人をだまして
6400万円もの大金の
手数料をとっていた
この事件は
正確には詐欺ではない
合法的な詐欺といえる
とくに日本人は
証券会社や銀行
お医者さんや弁護士など
権威あるひとたちを
すぐに信じる
よくある結婚詐欺も
パイロットと自称したり
これらと一緒だ
今回の
合法的な詐欺にあった老人は
東京都内に住む
74才の女性だ
この女性は
準大手の証券会社で
おおよそ6年間にわたり
特に外国株を中心に
短期的な売買を
繰り返していた
そうした取引で
莫大な手数料による
損を計上した
2011年に夫が死亡し
4,000万円相当の株を相続
この相続分を含めて
1億4,000万円分を
外国株や新興企業株の
短期売買をやっていたそう
この6年間の短期売買による
利益はほぼ出ていないのに
手数料の総額は
おおよそ6,400万円にものぼった
これはあきらかに
手数料詐欺だ
つまり、
日本国内株式よりも
外国の株式を
売買したほうが
圧倒的に手数料が高い
だからこの証券会社は
外国の株式を中心に
短期売買させた
参考として
国内株式と海外株式の手数料を比較
国内株式であれば
1,000~3,000万円以下なら
0.5616%+24,279円
3,000~5,000万円以下なら
0.2592%+114,999円
5,000万円以上なら
0.1080%+190,599円
これが海外株式だと
1,000~5,000万円以下なら
0.6048%+31,320円
5,000~1億円以下なら
0.4104%+128,520円
1億円以上なら
0.1944%+344,520円
ということは
1,000万~3,000万円以下にて
比較すると
海外株式の手数料のほうが
1万円くらい高い
よって、
海外株式のほうが
効率よく詐欺れる
この74才の女性は
短期売買を繰り返され
6,400万円もの手数料を
とられてしまったが
何をもって
短期売買というのか
じつはわからない
もし、投資のプロであれば
証券会社が
関わっていたとしても
問題とならない
しかし、
問題なのは
素人同然の74才の
おばあちゃんをダマして
回転売買をさせたこと
さすがに
6年も投資やれば
うまくなれるけど
この方は高齢である
おばあちゃんなので
問題になった
もしかしたら
ネットニュースの発信者は
投資の素人かもしれない
本当におばあちゃんが
1億4,000万円で
投資していたか
回転売買も実際に
何回だったのか
不明な点が多い
おそらくこういった
74才の女性の一例は
氷山の一角
銀行や証券業界とは
このような体質だ
2018年3月に金融庁が
都市銀行や地方銀行の
合計29行を対象に
投資信託の運用成績を
調査した
その結果、
投資信託を保有する顧客のうち
損失を抱えている割合が
46%もいた
この原因は銀行が
顧客に投資信託の
短期売買をすすめてることが
あげられる
保有の投資信託を売って
新規に投資信託を買ってくれれば
銀行には
販売手数料がはいる
しかも、
買わされた投資信託が
儲かりやすくなかったり
販売手数料が
高いもの
あくどい
なので、投資とは
本当に難しくて
素人が勝てるような
本当に甘い世界ではない
だから
勉強する気がなかったら
いっそのこと
投資はやらないのがベター
ふつうに銀行に
0.001%などの預金を
していたほうがマシ
銀行にたくさん預金がある人には
銀行マンから電話がくる
その場合にも
きっぱり断る
「時間ありますか?」と
聞かれたら
「ないです」と断る
そうすれば、銀行マンは
強引に販売しない
まずは話を聞かないのがいちばん
これはなんでも一緒
たとえば、
ワンルームマンションの
営業電話しかり
おわり