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【57】聞いたことある?『景気動向指数と日銀短観』

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【投資初心者必見】景気の良し悪しが分かる経済指標を解説!
~景気動向指数&日銀短観~

景気の動向が分かる『経済指標』

景気とは

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株価

物価

企業の売上など

 

様々な経済的要素によって

形成された全体のトレンド

 

景気の動向を測るには

 

これら経済的要素を

総合的に測る必要がある

 

経済的要素とは

 

株価

消費者物価

世帯の支出

企業の収益

雇用に関する統計(失業率)

など

景気が良いときとは

良いインフレは

需要や購買力の向上によるもの

 

物価が上昇すると

企業の利益が上がる

 

新規雇用数が増加

設備投資も積極的になり

 

従業員の給与や

株主への配当金が上がる

 

いっぱんの人々に

たくさんお金がはいれば

 

消費や投資が活発になる

 

そうなると

さらに物価が上昇し

 

このサイクルが繰り返すと

よいインフレとなる

 

 

しかし

 

このインフレが過熱すると

いわゆるバブルとなって弾ける

 

いつまでも

景気が良い状態は続かない

 

そうすると

 

景気が悪くなる局面へ向かう

景気が悪いとは

まさしくこの30年間

デフレスパイラルに陥った日本

 

いっぱんの人々の消費や投資が

落ち込むと

 

企業はモノを買ってもらうため

に値下げをする

 

値下げをすれば

企業の利益は減少し

設備投資は消極的になり

 

あらたに従業員を雇わない

リストラもありえる

 

さらに従業員の給料や

ボーナスも減ることに

 

さらに

 

いっぱんの人々は

消費や投資をしなくなり

貯金をするようになる

 

これがデフレスパイラル

 

この負のサイクルから

脱却するために

 

政府は金融緩和政策を行い

景気を刺激する

 

このように政府は金融施策を

実行することで

 

景気は良くなったり

悪くなったり

 

を繰り返す

 

景気とは常に循環するもの

 

そこで

 

今は景気が良いのか悪いのか

将来は景気が良くなりそうか

悪くなりそうか

 

景気動向を判断したい

 

そのために景気動向を測る

経済指標が必要となる

経済指標とは

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日本には景気の動向を示す

経済指標が主に2つある

 

景気動向指数と

日銀短観だ

景気動向指数

国内の景気の動向を

把握するための総合的な指標

 

内閣府が毎月公表するもの

 

具体的には

 

生産

消費

物価

株価など

 

29系列の指標をもとに

景気の現状を示す

 

この29系列はタイミングごとに

以下の3つに分類される

 

一致指数(11系列)

先行指数(9系列)

遅行指数(9系列)

 

一致指数は

現状の把握に利用

 

現在の景気がどちらに

向かっているかを示す指数

 

その例として

営業利益(今いくら儲かってるか)

鉱工業生産指数など

 

先行指数は

将来の予測に利用

 

数か月先の景気がどうなるか

を示す指数

 

その例として

東証株価指数(今後伸びる企業への期待値)

新規求人数など

 

遅行指数は事後的な確認利用

 

半年ほど前の景気が実際は

どうだったか過去を示す指数

 

その例として

法人税収入(企業に利益が出たかどうか)

完全失業率など

 

さらに

2つの景気動向指数がある

 

ひとつめは

CI(Composite Index)

 

景気の動きを量的にとらえた指数

 

つまり

 

どれだけ景気が変化したかを示す

景気の勢い指数

 

景気の拡大局面では数値は高くなり

景気の後退局面では数値が低くなる

 

これにより

 

景気サイクルのテンポを

読み解くことができる

 

ふたつめは

DI(Diffusion Index)

 

景気動向の方向性を示す指数

 

景気が良いか悪いかどちら

に向かっているかを示す

 

経済指標29の採用系列のうち

改善している系列の占める割合をだす

 

景気の拡大局面では50%を超え

景気の後退局面では50%を切る

 

つまり

 

CIとDIを

ひとつのグラフで見た場合

 

景気拡大局面では

CI一致指数の折れ線グラフは右肩上がり

DI一致指数の棒グラフは軒並み50%以上

 

景気後退局面では

CI一致指数の折れ線グラフは右肩下がり

DI一致指数の棒グラフは軒並み50%以下

 

となる

日銀短観

日本銀行が四半期に1回実施

(3,6,9,12月)

 

全国のおおよそ1万社の企業を対象に

 

企業の業績や経済の先行きについて

アンケート形式で統計調査を行う

 

統計項目はいろいろあるが

特に重要なものは「業況判断DI」

 

業況判断DIとは

 

企業の収益を中心とした業況について

 

①良い

②さほど良くない

③悪い

 

の3つから選択してもらうもの

 

その集計結果から

①の数から③の数を引き算して算出

 

これは

 

規模別・産業別

 

に公表されるが

 

特にいちばん注目されるのは

大手の製造業だ

 

なぜなら

 

日本はいまだに製造業の国であり

景気に大きな影響を及ぼすため

まとめ

景気の動向を示す経済指標は2つ

 

①景気動向指数

 

景気の変化の大きさや勢いを示す

CI(Composite Index)と

 

景気の方向性を示す

DI(Diffusion Index)

 

②日銀短観

特に大手製造業の業況判断DI

に注目することで

 

国内の景気の動向をとらえられる

 

投資するならば

事前に景気の動向を確認したい

 

おわり

 

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