【20】投資信託の銀行や証券会社が破綻したらどうなる?

銀行や証券会社が破綻したらどうなる?
結論
3つのポイントを確認
3社で成り立つ
その②
そのうち
投資家のお金を
実際に管理してるのは
信託銀行
つまり
販売会社と運用会社が
万が一、破綻しても
全く問題なし
その③
信託銀行が破綻しても
投資家の資産は
分別管理されてるため
保護される
これは投資家にとって
大きな安心材料になる
ちなみに
投資信託によっては
その投資による元本が
保証されていないので注意
おさらい
投資信託とは言葉の通り
運用の専門家である
運用会社が
投資家から集めたお金を
まとめて株式や債券などに
投資する商品
投資信託の仕組み
登場する3つの会社を
抑えればOK
ひとつめに販売会社
投資家が投資信託を買う
銀行や証券会社で
投資信託を販売する
窓口となる会社
ふたつめは運用会社
投資家から集めたお金を
実際に運用する会社
みっつめに信託銀行
ここで、投資家から
集めたお金を実際に管理
なぜ、
3つの会社に分けているのか?
それぞれの会社で
不正しずらくし
投資家の資産を
より安全に保管するため
もし
販売会社や運用会社が
投資家のお金に
手を付けようとしても
肝心のお金は
信託銀行で管理
よって、不正は難しい
そして
信託銀行は
運用会社からの指示に従い
金融商品の売買や
管理を行っている
こうして
投資信託とは
販売会社が金融商品を売り
運用会社が
その金融商品を運用し
信託会社が資産を
管理することで
成り立っている
投資信託は
とても安全性の高い金融商品
ちなみに
投資信託の目論見書には
どこが運用会社か
どこの信託銀行か
記載されている
運用会社のことを委託会社
信託銀行のことを受託会社
とも呼ぶ
3社を具体的に
例をあげると
販売会社は
楽天証券やSBI証券
街中にある銀行や証券会社
運用会社は
eMAXIS Slimで人気の
三菱UFJ国債投信や
〇〇アセットマネジメント
信託銀行は
三菱UFJや住友信託銀行など
では、具体的に
それぞれ3社が破綻したら?
まずは販売会社
結論としては
販売会社が破綻しても
投資家のお金は
分別管理により
信託銀行が管理しており
全く問題なし
分別管理とは
その会社が持つ資産と
顧客の投資資金とを
分けて管理すること
販売会社を通じて
投資家のお金を
実際に管理しているのは
信託銀行なので
販売会社が破綻しても
まったく問題なし
もし
販売会社が破綻したら
保有する投資信託は
別の販売会社へ移管され
引き続き取引可能
そして
運用会社が破綻しても
販売会社と同様に
全く問題なし
つまり
投資家のお金を
実際の管理してるのは
信託銀行
よって
運用会社が破綻しても
投資信託の運用は
他の運用会社に引き継がれ
もしくは繰り上げ償還される
繰り上げ償還された場合
強制決済となり
利益か損失のいずれかが
確定するので要注意
さいごに
信託銀行が破綻したら
どうなるか?
それでも問題なし!
信託銀行でも
投資家のお金は
分別管理されることが
法律で義務務づけられてる
あらためて
分別管理について確認
分別管理とは
投資家から集めたお金を
会社の資産と区別して
保管し管理すること
もし
信託銀行が破綻しても
法律によって投資家の資産が
差し押さえられることはない
信託銀行が破綻したら
他の信託銀行へ
投資家の信託資産は移管されるか
破綻時の投資信託の
基準価格で解約となる
もちろん
投資家の資産が
保護されるからといって
投資した資産の元本を
保証はしていない
投資信託は
販売会社や信託銀行による
分別管理により
投資家のお金は守られている
もし
投資信託を購入した
販売会社が証券会社で
分別管理が確実に
実施されてなくても
日本投資者保護基金から
1,000万円を上限に
補償がある
日本投資者保護基金とは
基金の会員である
証券会社などが破綻した場合に
補償が行われる
つまり
証券会社からの
投資信託の購入には
分別管理と
日本投資者保護基金の
二重のセーフティネットが
張られている
しかし
販売会社が銀行だった場合
この補償はない
よって
万が一のために
投資信託の購入には
証券会社がベター
おそらく
銀行が
分別管理をしておらず
破綻することは
ありえないが
念のため覚えておきたい
おわり