【45】バリュー投資から株式投資を理解する

バリュー投資ってなに?
株式投資をやっているが
普段は仕事などで忙しく
株価をチェックする時間がない
そんな人は多いと思う
そんな人におすすめなのが
バリュー投資だ
投資の神様の
ウォーレン・バフェットも
推奨している方法だ
ここでは
バリュー投資の特徴や
メリットとデメリットについて
詳しく解説する
バリュー投資とは?
簡単にいうと
割安な銘柄に投資して
長期保有する手法
世の中にはいろいろな企業
があるが
その価値が必ずしも
正しく株価に反映されている
わけではない
その企業がもっている
利益や資産などの価値が
本来は株価として
反映されるはずだが
それが反映されずに
株価が安く放置
されていることがある
このように
適正な株価と思われる
価格よりも割安な銘柄を狙い
投資するのが
バリュー投資である
普段の買いものでも
良いものを安く
買うことを考えるが
それと同じだ
割安であるかどうがの判断とは?
割安かどうかの判断には
その銘柄の2つの指標
つまり
PERとPBR
をチェックするのが一般的
PERは
Price Earnings Ratio の略
日本語は
株価収益率という
PERの計算は
現在株価 ÷ 1株あたりの当期純利益
PERをチェックすれば
その企業の現在の株価が
1株あたりの純利益に対し
何倍なのかがわかる
たとえば
現在の株価が2,000円で
1株あたりの当期純利益が100円
だった場合
PERは
2,000円 ÷ 100円 で 20倍だ
このPERの数値が高いと
現在の株価は
割高
逆に低いと
現在株価は
割安
といえる
日本で上場する企業の
平均PERはおおよそ
15倍ていどとされている
つまり
このPER15倍を基準にして
低ければ
その株は割安と判断できる
PBRは
Price Book-value Ratio の略
日本語は
株価純資産倍率という
PBRの計算は
現在株価 ÷ 1株あたりの純資産
このPBRをチェックすれば
その企業の現在の株価が
1株あたりの純資産に対し
何倍かがわる
たとえば
現在の株価が2,000円で
1株あたりの純資産が1,000円
だった場合
PBRは
2,000円 ÷ 1,000円 で 2倍だ
このPBRの数値が高いと
現在の株価は
割高
逆に低いと
現在株価は
割安
といえる
PBRがおおよそ
1倍~1.5倍ていどならば
割安
と判断してよい
いっぱんてきに
企業の価値は純資産以上あるはずで
PBRは1倍
を上回ることになる
もし
PBRが1倍を下回る場合
その企業は経営状態が
かんばしくない可能性
があるので要注意
バリュー投資のメリットとは
その①
株の売買を頻繁にしなくてよい
その②
高値づかみを防げる
その③
株価が何倍にもなる可能性がある
バリュー投資は
割安なときに株を購入し
値上がりするのを待つ
長期投資が基本
よって
デイトレードのように
一日中ずっと
画面に張り付いて
連日のように株の売買
をする必要がない
平日に仕事をしている
会社員などの投資家に
特に向いてる投資方法だ
さらに
適正と思われる価格
を下回る割安な株
を購入するので
思わず高値で買ってしまう
ことは基本的にはない
そもそも
底値に近い価格で買っている
そこからさらに株価
が下がる可能性
は低く気持ち的にも安心だ
そして
将来的に企業の価値
が認められ注目される
ことになれば
株価が何倍にも
跳ね上がること
が期待できる
このようにバリュー投資は
沢山メリットがある投資方法だ
バリュー投資のデメリットとは?
その①
本当に割安な株価
かどうか見極めずらい
その②
利益が出るまで時間がかかる
PERとPBRをチェックすれば
その銘柄が割安かどうか
判断できるが
絶対にそれが正しいとは
かぎらない
数値上は割安でも
実際に企業の業績が悪くて
数値が下がっていることもある
そんな銘柄は
決して割安
とはいえない
企業の業績なども
あわせてチェック
したうえで株を買うか
の判断が重要だ
そして
割安株は現在のところ
人気がない銘柄なので
株価が上がるまでに
かなり時間がかかる
可能性が高い
すぐに利益を出せる
投資方法ではないため
焦らずに長い目でみよう
割安株を買うタイミングとは?
割安株を買うタイミング
いちばんわかりやすい
のは景気が悪くなり
相場全体が大きく下がったとき
多くの株式が売られ
株価が下がるので
割安株を買う
絶好のチャンスになる
ほかに割安株を買う
よいタイミングは
業績と無関係の要因によって
一時的に株価が下がったとき
このような株価の下落は
一時的なもので
しばらくすれば
元の適正と思われる価格
へ戻る可能性が高い
このようなタイミングで
割安株を買えれば
その後の
大きな株価の上昇
を期待できる
バリュー投資は
割安な銘柄
を見極めるが難しい
しかし
うまくいったときの
リターンがとても大きい
長期投資なので
忙しい会社員との相性
がよいので試してみたい
おわり