【41】つみたてNISAとiDeCoの違いとは?

つみたてNISAとiDeCo徹底比較
結論
まずはつみたてNISAから利用が
おすすめ
その理由を含めて両者を徹底比較
つみたてNISAとiDeCoの仕組み
つみたてNISAとiDeCoのイメージ
つみたてNISAは箱があるとして
その箱(口座)に運用したい
投資信託を入れる
つみたてNISAという箱だ
iDeCoも同様に箱だ
ただしiDeCoは年金のため
引き出せるのは60才以降
そして
NISAとは3種類ある
その①
NISA
いっぱんNISAともいわれる
毎年120万円が非課税で期間は5年間
一括で投資しても積立でもOK
その②
つみたてNISA
積立に特化したNISA
毎年40万円が非課税で期間は20年間
対象商品は厳選され少なめ
初心者にもおすすめ
その③
ジュニアNISA
19才までの子が利用できるNISA
毎年80万円が非課税で期間は5年
口座管理は親権者となる
ここで
つみたてNISAの何がよいか
本来は投資の利益にはおおよそ
20%の税金がかかる
しかし
つみたてNISAであれば
利益に対し税金がかからない
そこでiDeCoとは
3つに分けて確認する
その①
個人型iDeCo
国や企業ではなく
自分で用意するもの
その②
確定拠出型iDeCo
拠出(出すお金)は決まっているが
いくらもらえるかは運用次第
※ いくらもらえるか決まっているのは
「確定給付型」
その③
60才以降に受け取れる年金
つまり
3つをまとめて
個人型確定拠出年金という
さらに
年金とは大きく分けて3種類ある
その①
国からの年金
基礎年金、厚生年金など
その②
企業からの年金
企業型確定拠出型年金など
その③
自分で用意する年金
iDeCoなど
そして
確定給付型と確定拠出型の違い
確定「給付」型は
将来いくらもられるか決まってるもの
もし当初の予定の給付が不足したら
国や企業が補填してくれる
いっぽうでiDeCoは
確定「拠出」型だが
将来いくらもらえるかは
運用次第となる
つみたてNISAとiDeCo徹底比較 前編
年間投資額は
iDeCo、14.4~81.6万円
つみたてNISA、40万円
iDeCoの場合加入資格により異なる
たとえば
自営業者や学生であれば
月額6.8万円で年額81.6万円まで
専業主婦等であれば
月額2.3万円で年額27.6万円まで
わかりずらいのがサラリーマン
企業型年金が会社にあるかないかで
上限が変わるもの
大枠としては
月額1.2~2.3万円
年額14.4~27.6万円となる
公務員は
月額1.2万円年額14.4万円が上限だ
ちなみに
最低の投資額は月5,000円だが
途中で掛け金をゼロにして
ストップすることも可能だ
とにかく
iDeCoの年間で可能な投資額は
分かりづらい
非課税機関は
iDeCo、加入から60才まで
つみたてNISA、20年
つみたてNISAなら
2018年に買った分は2037年まで
であればいつでも売却して
利益がでても非課税だ
ちなみに
つみたてNISAの投資可能期間は
現行の2037年から2042年へ
延長される予定だ
そして
iDeCoは60才まで運用ができるもの
運用を始めてから30年も
非課税期間がある
iDeCoはすばらしい
これは60才で必ず受け取る必要はなく
70才まで運用を継続可能だ
投資可能期間について
iDeCoは60才以上となれば
あらたに掛金の拠出はできない
非課税期間を考慮すると
早めに始められるなら
iDeCoのほうが長くなる
ただし
iDeCoには資金ロックのデメリットがある
それぞれの途中引出しについて
iDeCo、60才までできない
つみたてNISAは、いつでも可能
つみたてNISAは気軽に始められるが
iDeCoは60才まで資金ロックされてしまう
iDeCoは掛金をストップできるものの
余裕資金のさらに余裕資金で
運用することが大事
たとえば
iDeCoを30才で始めたならば
60才までの30年間もの長い間
資金を引き出すことができないので
かなり気を付けないとならない
つみたてNISAとiDeCo徹底比較 後編
節税メリットは
iDeCo、◎
つみたてNISA、〇
双方ともに
投資の利益に対する税金の
おおよそ20%が非課税となる
iDeCoにはさらなる節税メリットがある
つまり
iDeCoでの掛金は経費にできるので
所得控除を受けることができる
そして所得の金額が安くなれば
住民税も安くなる
たとえば
年収500万円のサラリーマンが
iDeCoの掛金月1万円ならば
1年間の節税額はおおよそ
24,000円にもなる
つまり
節税メリットはiDeCoのほうが大きい
投資の利益が非課税になる上に
所得控除を使えるため
そして
分かりやすさについては
iDeCo、やや複雑
つみたてNISA、分かりやすい
なぜならば
iDeCoは60才を過ぎた受け取り時に
税金がかかることや
開始時の手続きの煩雑さがある
しかし
つみたてNISAは受け取り時に
非課税であるので
制度の分かりやすさは
つみたてNISAとなる
さらに
会社の手続きについて
iDeCo、必要
つみたてNISA、不要
iDeCoは会社員だと
勤務先の手続きが必要で
「正直会社に頼みずらい」と
iDeCoをあきらめる人が結構多い
つみたてNISAは
ネットでとても簡単に開始できる
さいごに
取引手数料については
iDeCo、かかる
つみたてNISA、かからない
iDeCoは加入時や毎月の運用で
手数料がかかる
掛金を拠出しているならば
毎月171円の手数料だ
(楽天証券の場合)
ちなみに
運営管理手数料がゼロ円なのが
楽天証券ならでは
つみたてNISAはこういった
手数料がまったくかからない
結論して
iDeCoのほうが手数料コストが
かかるが
所得控除の節税メリットがあるので
トータルで見るとお得になる
まとめ
iDeCoは掛金の所得控除があるため
つみたてNISAより節税メリットが大きい
iDeCoは仕組みがやや複雑なデメリットあり
どちらかを選ぶならまずは
つみたてNISAから
さらに余裕がある人はiDeCoを検討したい
おわり