【31】その① 初心者のための株式投資の基礎

株の基礎of基礎
たとえば
これからレストランを経営し始める
レストランを始めるには店舗が必要
テーブルや食器など用具が必要
従業員を雇わねばならない
その費用を計算したら
1,000万円必要だとわかった
1,000万円
どうやって用意するか
用意の仕方は2つある
銀行から借りる
基本的に銀行は
必ずしも
お金を貸してくれない
銀行は貸したお金が
確実に戻ってくるか
これを見きわめる
土地を担保にできるが
多くが土地を持っていない
その場合有効なのが
2つ目のお金の用意方法
株式を発行する
株式とは
レストランを始めるため
お金の援助が必要と
投資家へ呼びかける
そうすると
応援してくれる人
期待する人たちが集まって
お金を出してくれる
そんな人たちに対し
株券という
お金を貸してくれた証明書を発行
この株をもってる人たちを
株主という
経営者はこのように
レストランを始めるため
お金の調達ができる
なぜ株を買うのか?
投資家は
会社のオーナーになれるから
じつは
勘違いが多いが
社長がオーナーではない
会社はお金をだした人がいて
成り立つもの
株主がいて
株主に任されて
社長や経営者がいる
1株でも持っていれば
その会社のオーナーとなる
会社のオーナーになると?
メリットその①
会社の株の保有割合によるが
経営方針に口をだせる
定期的に株主総会が開かれる
どんな経営をしてほしいか
売上について意見をいうなど
株主総会は
経営陣と株主とが集まる会議
今後の経営方針を決める
大量に株をもっている
株主ほど影響力が大きい
経営者を辞めさせる
こともできる
メリットその②
株の値上がり益をえられる
1株あたりの値段を
株価という
当初1,000円だった株価が
3,000円に
値上がりすることもある
株主は
この価格変動を利用して
利益をだす
つまり
1株1,000円で買った株が
3,000円に値上がりしたときに
売却すれば
2,000円儲けることになる
なお、本来はこの儲けには
税金がかかる
株を安い価格で買って
高い価格で売る
これが投資家たちの
いっぱんてきな稼ぎ方
こうやって得た利益を
値上がり益という
いっぽうで
1,000円で買った株が
その後に
500円になることもあり
注意が必要
株価が下落しても
返金の必要はなし
会社がつぶれても
返金の必要はなし
つまり
銀行からの借金とは異なる
なぜ株価は動くか?
株価はオークションの
ようなもの
欲しい人が多ければ
株価は上昇
欲しい人が少なければ
株価は下落
株価が上下する要因は
いろいろある
主な2つとして
ひとつめは
新しい事業への期待と不安
たとえば
レストラン2号店出店を公表
実際に2号店ができて
多くの人があつまり
その分の利益で
会社が大きくなる
そんな期待から
株価が上がりやすくなる
反対に
2号店をだしても
客足は期待できないなど
否定的な考えが多いと
株を買いたい人がおらず
株価が下がりやすくなる
ふたつめは
決算発表があったとき
決算とは
会社の売り上げや利益を
報告する成績表だ
たとえば
昨年の決算で
大きな利益がでていたら
この会社は好調だと判断され
期待をもった多くの人に
株が買われ
上がりやすくなる
いっぽうで
赤字が続けば
この会社はつぶれそう
未来がなさそう
と不安になる人が増えて
株価が下がりやすくなる
株を始めるメリットは
ほかにもいろいろある
株をもっている会社が
利益をだしたら
その利益の一部を
もらうことも可能だ
このもらえるお金を
配当金という
会社にもよるが
年に数回も
配当金をもらえることもあり
株をもっていれば
もっているほど多くもらえる
じつは
この配当金も
株価を上下する要因になっている
たとえば
次の配当金は
前回より多く出しますと
会社が公表すれば
会社の調子がよいと
評価され
その期待によって
株価が上がりやすくなる
反対に
配当金は前回よりも
少なくなると
公表されれば
会社の業績が悪いと
判断され
期待ハズレによってお
株価の下落につながることも
ほかに株主優待がある
会社によって
その会社の商品や商品券などが
もらえるもの
たとえば
タバコ会社の株をもっていれば
タバコがもらえたり
美容系の会社だったら
化粧品をもらえたりする
お金だけにかぎらず
商品などを狙って
株式投資する人もいる
おわり