➡ お金とその歴史と銀行
【81】『DeFi』を知らない?あなたは取り残されます。

話題の『DeFi』を専門用語なしで解説【ブロックチェーン初心者向け】
『DeFi』を知らない?あなたは取り残されます。
『DeFi』は大革命だ
『DeFi』は
インターネットが出てきた時と
同じくらいの革命だ
しかし
その技術的な内容は難解だ
つまり
世の中のひとたちが
この革命のことを知るまで
まだ3年以上かかるはず
(動画は2020年9月時点)
過去のハナシだが
2010年の10年前に
インターネットとコンピュータを
フル活用すれば
お金のように
みんなが価値があると
思っているものを
安全にやりとりできることを
そこに関わる
みんなで確認しあうことで
実現できることを試した
ひとたちがいる
それが今
可能であることを
見事に証明している
つまり
みんながインターネット上で
オープンにやりとりすることで
逆にインチキができなくなった
これは
高い信用が必要だったり
国のような強い権力が
なかったとしても
お金のように
価値があるものを
安全にやりとりできる
ことを示した
じつは
このやりとりは
沢山のコンピュータ上で
ソフトウェアを動かすこと
で実現しており
多くの電気代がかかってしまう
しかし
そのソフトウェアを使って
多くのお金のやりとりを
確認したことに対し
報酬が得られる仕組みにもなっている
2010年ごろの10年前に
この最初の革命が起きた
その次の革命は5年前
2015年ごろ
みんなにオープンにすれば
インチキできない仕組み
これは応用がきくと考え
みんなで確認し合うこの仕組みの中に
もう少し複雑なことを実現できる
計算式やルールを追加した
たとえば
じゃんけん相手に100円を預けて
その相手との
じゃんけんに買ったら
200円貰えて
負けたら0円になってしまう
計算式とルールを
みんなにオープンにした
ネット環境に追加したようなもの
このルールをシステムと呼び
このシステムはいちど公開されれば
お金のやりとりと同様に
誰も勝手に変更したり
インチキができないものになる
このシステムを使えば
インターネット上に
誰でも使えるポイントのようなもの
を発行できると考えた
インターネット上で自由に
ポイントのようなものを
発行できるとは
まるで
国が通貨を発行するようなもの
つまり
インターネット上に国が作れる
そして
いくつも作られた
ポイントのようなものは
米ドルや円などの
法定通貨と交換が可能になった
さらに
米ドルとほぼ同じ価値を保つ
ポイントのようなものも
このシステムによって作られた
1ポイントがイコール
ほぼ1米ドルとなる仕組み
つまり
安定した価値なるもの
をインターネット上にもたらした
今はインターネット上にある
それぞれの国のようなもの毎に
たくさんのポイントのようなもの
が存在する
そのポイントのようなものを
増やしたい人
あるものに交換したい人
たちが増えている
そこで
たとえば
あるポイントのようなものを
一定期間預けておけば
そこに利子がつくような
銀行の定期預金と似た
システムが作られた
このシステムでは
そのやりとりに人の手が一切入らず
そのシステムを作った人でさえも
変更できない仕組み
あるチームは
たくさん集めた
ポイントのようなものを
それを使いたい人に
貸し出すシステムを作った
もちろん
そのやりとりに
人の手は一切入らず
決められたルールで
ポイントのようなものが
次々と貸し出され
貸し出した人には
あらかじめ決まった報酬が
与えられるようになっている
かたや
別のチームは
たくさんの種類がある
ポイントのようなものを
あらゆる組み合わせで交換
できるシステムを作った
そのシステムに
2種類のポイントを預けると
そのポイント間で
やりとりがされるたびに
2種類のポイントを預けた人に
報酬が与えられる仕組み
ちなみに
銀行で米ドルと円を交換できる
そこで銀行は手数料を得る
しかし
ポイントのようなものの
やりとりでは
そのやりとりの手数料を報酬として
個人がもらえるようになった
これは
銀行の仕事をだれでも
インターネット上で出来るようになった
前代未聞のアイデアだ
わずかに人の手が入る余地が
あったところに
完全に人の手を排除して
システムだけで再現したことで
驚くべき人気になった
なぜなら
人の手が入るよりも公平で
かかるコストも安いから
とくにアメリカで人気となった
当時
1日に450億円もの大金
がやりとりされ
人との手を全く必要としない
システムが誕生して
革命が起きた
さらに別の例では
保険のシステムを
インターネット上に持ち込もうとする
チームも出てきた
インターネット上の
ポイントのようなものが
万が一
盗まれてしまったとき
事前に保険をかけておけば安心だ
そして
これまでは
この保障金を支払うべきかは
保険会社自身が判断していた
しかし
インターネット上の保険のシステムでは
そこに関わる世界中の
多くのひとたちの投票によって
ポイントのようなものの
万が一の盗難に対する
保証金の支払い要否が決められる
もし
支払うべき正当な理由があるのに
保証金が支払わなければ
この保険のシステムは
信用がなくなる
つまり
みんなで一丸となって
正しい判断をしないと
みんなが損するシステムになってしまう
昔ながらの銀行や保険会社が
やっていた仕事が
インターネット上で出来るようになった
こういったシステムは
たったの7人で
数年で作られた
これまで国や大きな会社にしか
できなかった仕事が
どんどんシステムが
代わりにできるようになれば
まさしく社会は大きく変化する!
お金を銀行に預けたとしても
そのシステム上では
人手がかからないので
より多くの利子
をつけられるようになった
じつは
これは損しない
宝くじのシステムが作られたことと同じ
つまり
宝くじを買って
当たれば儲かる
外れても返金されるので損しない
その抽選もランダムであり
みんなで確認し合っているので
決してインチキは起こらない
2020年8月のとあるイベントで
日本でお金を取り扱う
政府の偉い人がこのような発言をした
「人が人を信用するにはきちんと
相手と会って話すことを大事にする
でも
なぜ人は会って話すことで
相手を信用するのだろうか」
たとえば
高級オフィスにいる
立派なスーツを着た会社員
美しくデザインされたプレゼンテーション
洗練されたレストランでの接待
かっこいい映画俳優が広告に登場
おしゃれな表紙でユニークな書籍
恋人に手渡すバラの花束
有名な教会で行われる結婚式
つまり
こういったことをする人たちは
決してよこしまではないと判断され
直観的に
「信用してよい」と思わされている
しかし
これらの行いは
本質的な価値とは何ら関係がなく
真面目さや信用を印象づける目的
のためだけに行われており
日本政府の偉い人は
これまで社会で信用を得るために
行われてきたことは
じつは本質的ではなく
それに代わるシステムの可能性
について語ったのだ
今後
こういったシステムは
お金の領域から
あらゆるサービスに
広がっていくのは間違いない
インターネット上の銀行には
立派なスーツ姿の銀行員は
いっさい現れない
つまり
信用は
ルールが正しく設計されているか
システムの確からしさから来る
システムを作った
コードや説明書をみて問題なければ
そこに信用が生まれる
今後は本質的ではない
着飾った行いよりも
本質的で確からしい行いにより
あらゆるものが
評価されてる社会になる
また
人の手が入らないことで
人の上にも下にも
人を作らない社会が実現する
人はシステムのもとで平等になり
決められたルールのもとで
個人が正しく評価されるようになる
もし
あるルールが気に入らなければ
インターネット上にある
ほかのルールの国に入り直せばよい
人の価値観は千差万別で
ある国では許されないことが
別の国では称賛されることもある
現代は
資本主義社会にょって
お金を稼ぎだす存在が
一方的に
評価される社会になっている
これは
人や社会の一面にすぎない
社会貢献に対する
評価の仕方はもっと多様だ
社会には様々な歪みがあるが
いろんな価値観の国が生まれれば
そんな歪みが救われる社会が到来する
これからのシステム作り
は未来へのバトンになる
おわり