【77】保険業界で働く私が医療保険に入らない理由!

医療保険に入らない理由
私が入っている保険
その①
病気などで働けなくなった時
のための保険(月約8,000円)
三大疾病の保険
つまり
がん
急性心筋梗塞
脳卒中
これらになったときの
診断給付金100万円など
一生涯保障
また
がんであれば
全ての治療費を実質カバー
5年毎に更新で保険料アップ
働けなくなった時の収入を
カバーする分は
65才まで月5万円が給付される
これは
すでに国の社会保険に加入し
傷病手当や障害年金がもらえる
ことを前提にしている
その②
老後のための貯蓄(月約2万円)
独身であれば
葬儀代ていどのために
終身保険に加入
保険金1,000万円
保険料払込60才まで
また
変額個人年金保険に加入
保険料払込60才まで
積立型の保険は
貯蓄と割り切っている
それ以外の
掛け捨ての保険は
病気など働けなくなった時
のための保険として手厚くしている
なぜなら
働き盛りの時に
三大疾病
がん
急性心筋梗塞
脳卒中
などの重病で
働けなくなってしまった時や
要介護状態になってしまった時が
不安だから
私は臆病なので
とくに
がんについては
三大疾病にプラス
がん保険にも加入し
ガチガチに固めている
しかし
医療保険には加入していない
なぜなら
医療保険のカバーする範囲は狭い
医療保険がカバーするのは
基本的には
入院と手術だけ
入院したら一日5,000円
手術を受けたら
入院日額の10倍20倍などが
保険で受け取れるシステム
つまり
いっぱんてきに
病院へ行って
治療を受けて
お金を支払う分は
保険ではカバーしていない
医療保険のよくあるパターン
入院:一日5,000円
手術:日帰り手術2.5万円(5倍)
入院中の手術10万円(20倍)
しかし
通院治療には
保険からの支払いはない
ちなみに
通院給付金特約をつけられる
保険もあるが
これも
入院にからむもの
つまり
入院前やその後だけに限られる
さらに
医療保険の保険料は
かなり割高であること
治療が一か月で済むなら
医療保険はいらないと考える
なぜなら
国が提供する
高額療養費制度があるから
【参考記事】
病気やケガが長引いたらどうする
高額療養費制度によって
月々の医療費の支払いには
上限がある
つまり
いっぱんの働き盛りのひとで
最高でも月8万円ほどの
医療費の支払いで済む
極端なハナシ
一か月入院して
重い手術を受けても
これぐらいの支払いで済む
さらに
サラリーマンや公務員ならば
一か月仕事を休んだ場合は
4日目から傷病手当として
給与の3分の2を受け取れる
【参考記事】
自営業や貯蓄ゼロなひとは
別として
単発の病気やケガで
入院や手術のために
医療保険に加入する
メリットはない
ちなみに
入院する時に
「個室に入りたい」ならば
差額ベッド代が必要となる
このために
おおよそ5,000円~15,000円の
追加費用がかかる
そのために
医療保険に加入する意味はある
もし
病気やケガが長引く場合
たとえば
がん
ならば
治療が長引くことがある
よって
とくに
がん保険に手厚く加入し
医療保険ではカバーしきれない
部分をカバーし
がんによる治療でのダメージと
それにより働けなくなって
収入が大きく落ち込むことにも
備えている
ちなみに
働けなくなるリスク
に備えるために
「就業不能保険」
「所得補償保険」
など
働けなくなった時に
毎月10万円を給与のように
もらえる保険もある
ちなみに
三大疾病のうち
急性心筋梗塞
脳卒中
の場合は
もちろん
入院や手術も大変だが
もしろ退院後のリハビリや
生活費が深刻化しやすい
長期間のリハビリや
後遺症が残るなど
働けなくなることが多い
この場合
医療保険では
あまり役に立たない
実際に脳卒中で倒れ
その後に後遺症が残り
1年超ほど働けなくなり
いまでも時短勤務の例から
いちばん
ありがたかったのは
「傷病手当と会社の所得補償保険」
だと聞いている
つまり
急性心筋梗塞
脳卒中
の場合は
入院や手術の費用よりも
退院後のリハビリや生活費が
深刻化しやすい
ちなみに
医療保険でも
三大疾病特約をつけられ
これにより
がん(悪性新生物)と診断
急性心筋梗塞で入院
脳卒中で入院
だった場合に一時金として
50万円や100万円など受け取れる
先進医療はどうする
先進医療特約を目当てに
医療保険に加入するのは
あまりおすすめしない
なぜなら
2016-2017年実績の
厚生労働省の資料をみると
以下の先進医療の件数が多かった
多少点眼内レンズを用いた
水晶体再建手術(白内障)は
14,433件で平均費用約58万円
※ 2021年時点で先進医療から外れる
前頭部三次元画像解析(眼科検査)は
11,595件で平均費用約3,500円
陽子線治療(がん)は
2,319件で平均費用約277万円
重粒子線治療(がん)は
1,558件で平均費用約315万円
であるので
医療保険に先進医療特約ではなく
がん保険や三大疾病保険に
先進医療特約をつけてカバーしたい
優先順位の高い保険は
がん保険
就業不能時をカバーできる保険
おわり